キーボード分離主義

2021.07.10

キーボード分離主義のグリーヴァス将軍が新しいキーボードについて報告します。(サイボーグに肩凝りなんてなさそうだし実際要らないだろうけど……)

今まで Mistel Barocco MD650L を愛用してたんですが、いくらか不満点もありました。例えば USB 接続しかないので配線がごちゃつくとか、コンパクトな分キー数が少なくて ` や ~ を打つのに Esc キーに修飾子を付けてやりくりしないといけないとか、キーキャップの色がレトロなオフホワイトなのが個人的なデスクコーディネートに合わないとか……。

なので、 Mistel の新モデル Barocco MD770 RGB BT が気になってて、先日買いました。たぶん2021年7月現在で分離キーボードの Bluetooth 接続可能なモデルってこれしかないんじゃないかと思います。(あったら教えて欲しい)

前にデスク周り記事で書いたように、MD650L を BT 接続可にするデバイス USB2BT+ を使ってたんですが、それ用のバッテリーが必要だったり、完全に無線ではないところが若干気になってはいました。

その点 MD770 RGB BT は内蔵型の BT 接続なので配線を完全に1本減らせて、デスク周りスッキリに貢献します。ただし、左右で独立して BT 接続するのではなく、親機の右側だけが BT 接続する形なので、左右を繋ぐケーブルは必要です。

ここに問題があって、バッテリー節約のため2分ほどキーボードを使わないとスリープ状態になるのですが、その復帰に必ず親機の右側のキーを押す必要があります。つまり、スリープ時に左側のキーを押しても無反応です。自分の場合左手でキーボードを操作しながら右手でトラックパッドを使う癖があるので、この仕様は結構使いにくいです。普通に文章をタイピングするときは問題ないですが、例えば ⌘+S みたいな左手ショートカットを多用する Illustrator 等のアプリケーション操作はかなりきついです。USB2BT+ の場合はスリープモードがないのでこのようなことはありませんでした。この仕様は一長一短で、バッテリー持ちに関してはかなり良くて、MD770 は一度フル充電すればフルタイムで働いて3日以上保ちますが、 USB2BT+ の場合、2日フルタイムで働いたら 10000mA のモバイルバッテリーが電池切れになります。

とはいえ、 BT 接続に関する不満はスリープモード解除程度で、左右遅延も特に感じていないし、デスクはスッキリするので使い方を工夫して慣れていくしかないかなぁと思っています。スリープモード解除に関しては左右接続ケーブルを取って、左側に USB2BT+ を接続すれば解決するかもしれない……(ちょっと不毛な感じになってきました)

他に気になった点として、MD650L はロープロファイルの CHERRY ML キースイッチによりキーボード自体が薄く、手の小さな自分でもリストレストを必要としなかったのですが、 MD770 は普通の CHERRY MX キースイッチで高さがあるため、リストレストが必須です。リストレストなしで作業を続けていると手首が浮いた姿勢になり、このままだと腱鞘炎になりかねないと思ったので、慌ててリストレストを買いました。買ったのは評判のいい FILCO の分離型天然木のやつです。サラサラした手触りで、手首周りの動きを阻害せず支えてくれるので満足です。

CHERRY MX スイッチですが、今まで MacBook 付属キーボードや MD650L を使っていたこともあり、最初はキーストロークの深さに慣れず誤タイプが激増しました。静音赤軸を選んだからというのもありそうなんですが。単独で押した感じだと軽くて好みだと思ってたんですけど、実際タイプすると全然印象変わりますね……。カチャカチャ音が一切しないのはすごく好きなので、静音黒軸も好みに合ってるのかもしれないとか、浅いところで打鍵できるスピードシルバー軸もいいのかもしれない、とか考えてるとキーボード沼!!!!って感じがします。

気になったところを先に挙げてしまいましたが内蔵 BT は唯一無二だし、キーキャップが PBT 2色成形になって文字が剥がれなくなったのは良いアップデートだし、替えのキーキャップもいっぱい付いてくるからマクロに合わせて付け替えられるし、キー数増えて Karabiner の設定も減らせたし、本体の接続端子がすべて USB Type-C なのもモダンだし、総じてドゥークー伯爵にも満足していただけるキーボードかと思います。パーツがすべて黒いのもダークサイドにぴったりかと。

個人的には BT 接続使用がメインなのもあって LED 発光には興味がなかったんですが(※BT接続のまま光らせると30分程度しか電池が保たないらしい)光らせたら思ってたより綺麗で楽しかったです。BT 接続に興味がなければ BT 無し LED 発光モデルやさらにシンプルな BT 無し LED 発光なしモデルもあるようです。